アービトラージとは裁定取引やスプレッドとも呼ばれる金融ようごのひとつとなりますが、ブックメーカーにもアービトラージが存在します。
しかしその危険性からアービトラージに手を出さない方も多いのではないでしょうか?実際多くのブックメーカーはアービトラージを禁止している現状があります。
そこでこの記事では
- ブックメーカーのアービトラージとは?
- ブックメーカーでのアービトラージのやり方
- ブックメーカーでアービトラージは禁止されているのか
この3つを中心にアービトラージの注意点とやり方について解説していきます。
ブックメーカーのアービトラージとは?
ブックメーカーのアービトラージとは別名スポーツアービトラージやシェアベットとも呼ばれているスポーツペッティングのひとつの戦略です。
オンライン上には多くのブックメーカーがありますが、そのどれもが独自の基準で実施させるゲームにオッズ付けをしています。
そういった中で、違うブックメーカーとブックメーカーが、同じスポーツのゲームにおいてオッズに差をつける可能性が十分にあるのです。
そのオッズ差を使って必ず利益を獲得できる方法がブックメーカーのアービトラージといわれる手法になります。
わかりやすい例を挙げますと、ブックメーカーAとブックメーカーBが卓球の試合のオッズ「C選手対D選手」をそれぞれ発表したとします。C選手もD選手も競合でどちらが勝ってもおかしくありません。
この時ブックメーカーAとBの間にはオッズにはオッズ差が生まれます。そしてこの時点でブックメーカーAではC選手に、ブックメーカーBでは D選手にベットするのがブックメーカーのアービトラージなのです。
これでどちらがゲームに勝っても利益が出ることになります。
このように同じ試合でも違うブックメーカーでその価値が違うことをうまく利用した戦略がブックメーカーのアービトラージということなのです。
ブックメーカーのアービトラージは理論上最強
アービトラージについて前項にお伝えしましたが、ご理解いただけたように理論上必ず勝てる必勝法となっています。
複数のブックメーカーの同試合のオッズを確認してそのオッズが異なる試合にベット。この作業をしていくだけで負けるリスクは無くなり、必ず勝利金が増幅していくのです。
リスク無しで勝利金を必ず獲得できるアービトラージは理論上は最強といえるでしょう。
次では実際にアービトラージがどのようなものなのかの実例をお伝えします。
ブックメーカーのアービトラージの実例
ブックメーカーのアービトラージをさらにわかりやすく実例を使ってご説明しましょう。例えばメジャーリーグのエンジェルスとマリナーズの対戦が行われるとします。その時のブックメーカーAとBのオッズは以下の通りです。
ブックメーカーA エンジェルス4倍 マリナーズ1.5倍
ブックメーカーB エンジェルス1.5倍 マリナーズ2倍
ここでブックメーカーAではエンジェルスに4000円。ブックメーカーBではマリナーズに6000円ベットしました。
エンジェルスが勝利すれば16000円の配当で6000円の勝ち、マリナーズが勝利すれば12000円の配当で2000円の勝ちということになります。
このようにアービトラージを利用することで必ず利益が獲得できるようになるのです。
ブックメーカーでアービトラージのやり方
上記の例でもお伝えしたようにアービトラージは同じ試合で異なるオッズ差をうまく利用してどちらが勝っても利益を上げられる仕組みを作ることをいいます。
そのやり方は違うブックメーカーで同じ試合にオッズを発表しているものを探すことから始まります。同じブックメーカーでは試合の両賭けが禁止されていることから、他のブックメーカーを利用する必要があります。
そのブックメーカーAとBに出ているオッズの倍率の優位が逆のものを選び、それぞれにベットすればアービトラージは完成です。
ブックメーカーでアービトラージは禁止されてる?
複数のブックメーカーを使ってオッズ差を見つけ勝敗がどちらに行っても必ず利益を出すアービトラージ。
勝敗関係なく必ずプレイヤーが利益を獲得できる方法であることから胴元であるブックメーカーは必ず損をしてしまうため多くのブックメーカーはアービトラージを禁止しています。
しかしアカウント凍結や規制がかかる基準はどのブックメーカーもトップシークレットとしていることからアービトラージが問題ないブックメーカーも存在する可能性もあります。
厳密にいうとアービトラージを禁止しているというより、ブックメーカーの運営元には「ユーザーのアカウントを凍結して好ましくないプレーをする客を排除できる権利」があり、アービトラージだけを狙ったベッティングはこれに該当するのです。
複数のブックメーカーを利用して利益を獲得することに問題はありませんが、アービトラージだけを狙ったベッティングは禁止されているということです。
実はプレイヤーがアービトラージを発見できるツールを持つように運営元も自社が他社のブックメーカーとアービトラージになっているのか調べるシステムを保有しています。
さらに個人の賭け方に不審な動きがないのかもモニタリングされているのです。ですからアービトラージを狙ってベッティングを重ねていれば、規制がかかるのも仕方ありません。
そして規制がかかってしまうと賭け金の上限額が下げられるマックスベット規制やアカウントの閉鎖に追い込まれてしまうことになります。
どのブックメーカーからしても、アービトラージは好ましくないベッティング方法ですから、全てのブックメーカーからは好ましくない客であることを覚えておきましょう。因みにブックメーカー同士が結託してそのようなプレイヤーを排除する動きもあるといった噂もあるようです。
アカウントが凍結されてしまってはスポーツブックを純粋に楽しむこともできなくなってしまいます。
このような理由からアービトラージは推奨できるベッティングの方法とはいえないのです。
ブックメーカーでアービトラージを活用するには
繰り返しとなりますが、アービトラージをブックメーカーで活用する方法は以下の通りです。
チームAとチームBの対戦においてブックメーカー①とブックメーカー②は次のようなオッズを出しました。
① A.1.3 B.1.4
② A.3.9 B.2.9
この場合、ブックメーカー①ではBにベット、ブックメーカー②ではAにベットすることでアービトラージは完成するのです。
オッズの高い方に小額をベットして配当金からベット額を引いたものでどちらからも利益が獲得できる算段となります。
アービトラージを活用するにはこのような試合を見つけて両賭けをしていくことにあるのです。
ブックメーカーのアービトラージを知っておくメリット
ブックメーカーのアービトラージは両賭けをしても問題ないブックメーカーのオッズが見つかれば確実に利益を獲得できることにあります。
またリスク対策としても効果的。番狂わせがあったとしても最低限の利益は確保できます。
どういう事かと言いますと、ブックメーカーにはキャッシュアウトといって、賭けた後でもベットをキャンセルできる機能があります。
自分のベットが予想通りな時にキャッシュアウトを使えば利益の一部を早めに獲得できますし、反対に外れそうな時にキャッシュアウトを利用すれば全額失う前に賭け金の一部を取り戻すことができるのです。
早めに利確と損切りができる便利な機能です。
しかしキャッシュアウトが使えないオッズもあります。その時にアービトラージの原則を知っておくと別のブックメーカーで相反オッズに計算してベットすることができて、利確、損切りが早めにできるということなのです。
ブックメーカーのアービトラージまとめ
違うブックメーカーから同じゲームにベットして、そのオッズ差を使ってゲームの勝敗に関係なく利益を獲得できるベッティン手法であり戦略であるアービトラージ。
その手法は理論上は最強といえるでしょう。しかし胴元であるブックメーカーからは好ましくない客として規制対象となります。
その原則を知っておくことはリスク対策にも役には立ちますが、アービトラージの狙い撃ちはアカウント規制や凍結の元ともなり、ブックメーカーが楽しめなくなる大きな要因に繋がるのです。

ですからブックメーカーではアービトラージをすることなく、純粋にスポーツベットを楽しむことが推奨されます。

